動物看護士(AHT)ノート*ひとりごと*

更新情報や連絡事項、独り言など書き綴りたいと思います。

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動物が好き・・・という意味。これから動物看護師を目指す皆さんへ

動物看護師になりたい理由として、よく耳にする動物が好きだから・・と言う意味。
とても具体的なようで、かなり抽象的な言葉だと思う。
勿論動物が嫌いであれば、動物看護師としての仕事が勤まらないのは当然です。
動物看護師として純粋に動物が好きというのは大前提なので、履歴書に動物が好きだからという記述があっても、正直どうしようもないというところが本音です。
面接する側としては、もっと違う理由が聞きたかったりします。

ここから若干グロテスクな表現がありますので、耐えられる方のみ閲覧下さい。
動物看護師を本気で志す方には読んで頂きたいですが。

これから動物看護師を目指す皆さんが動物が好きなのは勿論でしょう。
でも皆さんの「動物が好き」と言う意味は、どういったものなのでしょうか。
それは、個人個人でニュアンスが違うと思います。

でも、これだけは強く言えます。
動物看護師としての「動物が好き」は、綺麗で可愛くて悪臭のしない動物を純粋に好きなだけでは勤まらない。

体中の肉を食らいながらウジが這い回っている子でも好きでいられますか?
体中にノミやダニ、シラミがいても好きでいられますか?
それらの寄生虫は自分に感染する可能性もありますが、抵抗なく好きでいられますか?
下痢や嘔吐で体中がドロドロで悪臭を放っていても、好きでいられますか?
突発的な事故で沢山出血していたり、あらゆる臓器が体外に突出している事もあります。
そのような状態でもその動物が好きでいられますか?
何よりも、それらの動物に抵抗なく接し、快適に過ごせるように綺麗にしてあげよう・・・・という心を持てますか?
外見的なことだけではありません。
皆が皆、私たちに友好な態度を示す動物ばかりではありません。
犬に咬みつかれ、流血して手が痺れてしばらく動かなくなっても、その犬を好きでいられますか?
豹変した猫に咬みつかれ、手がパンパンに腫れて熱が出ても、その猫を好きでいられますか?

動物看護師として「動物が好き」という意味合いは、そのような陰の部分も全部ひっくるめて・・・・の「動物が好き」なのです。
それらに直面した時、抵抗なくスルーするのは難しい事かも知れません。
でも、動物看護師を目指す以上は、それを覚悟して欲しいと思います。
動物看護師という仕事は、昔よく流行った言葉で表現すると3K(キケン・キツイ・キタナイ)な要素が大いにあります。
長く動物看護師として勤めている先輩方が「動物が好きなだけではつとまらない」と口を揃えて言うのは、そのような意味が含まれているのです。
(他の意味もありますが、それはまた後日)
動物が大人しく横たわっている場面なんてほとんどありません。
排泄物を片付けてケージ内が綺麗になったと思ったら、次の瞬間下痢便を踏みまくっていたり・・・。
体が汚れているので、綺麗にしてあげようと思ったら暴れて咬み付いてどうしようもなかったり・・・。
なんて事は、日常茶飯事です。
決して動物を看護する事を美化しないで下さい。

残念ながら、私がこれまで出会った後輩たちは「思った仕事と違った」「こんなにキツイ仕事とは思わなかった」などという言葉を残して去ってゆきました。
また、犬に咬まれた次の日から無断で出勤しなくなった人もいました。
新しい後輩が来た時、期待を持って1日でも長く一緒に働きたいと思い一生懸命指導します。
でも現実は、短期間で辞めてゆく人数の方が多いのです。

国家資格でない動物看護師という仕事に就くのは、現段階では簡単な事です。
しかしながら続ける事が非常に難しい職業です。
これから動物看護師になられる方は、自分の意志で決意した以上、決して簡単に辞めないで欲しいと思います。
頑張って欲しいと思うのです。
そして深い意味での「動物が好き」を語れるようになって欲しいと思います。

この記事へのコメント
1. Posted by ぷぷくの December 06, 2005 12:04
…頑張って下さい!
ああもう、それしか言葉がないです。
動物看護士を目指す方、現在がんばってやってられる方すべてに、この仕事やっててよかったと思えることがたくさんありますように。

2. Posted by くまの@管理人 December 07, 2005 15:29
エールありがとうございます。
ぷぷくのさんのような、動物を大切に思い連れて来られる飼い主さんが、安心して預ける事のできる動物看護師が増えて欲しいと思います。

新人さん皆が、もっと長く続けられるような体勢造りも我々に与えられた課題なのかも知れません。
問題は、仕事や動物に対する想いだけではなく、実際は待遇なんかも厳しいところが多いですから・・・・。

3. Posted by きょん December 11, 2005 10:34
血を見るだけでめまいがする私には、到底できる事ではありません。
本当に大変なお仕事だと思いますよ。
動物好きだけではやっていけない事、わかってはいても現実に接するとショックを受けたりするんでしょうね。

信頼を寄せる事ができる動物看護士さんが増えるといいなぁと思います。

4. Posted by くまの December 12, 2005 23:23
ありがとうございます。
大きな希望を抱いて、皆さんこの仕事に就かれるんでしょうが・・・・本当にすぐに辞めてしまう人が多いんですよね;
修羅場をくぐり抜け成長するのに。
1~2年では理解しきれない部分もあるので、もう少し続けて欲しい・・・と思う事が多々あります;

5. Posted by とっと December 26, 2005 15:31

この記事の具体的に記載してある病気の動物の姿を読んだとき、また、タイで明らかに病気を持っている犬を道で何回も見たとき、可哀想に・・治るのだろうか。と一番に思いました。私は動物の看護師ではありませんが、こういう風に思うのは、どうなんでしょうか。くまのさんが、動物看護士にこういう時に抱いて欲しい想いとは、どのようなものですか?

6. Posted by くまの@管理人 April 26, 2006 09:45
〉とっと様
この書き込みは、動物看護師や動物看護師を目指す方々へ向けた文章ですので、それらに携わらないとっと様には理解出来ない事かもしれません。
理解できなくて当然の事と思います。
ですので、とっと様を含める一般の動物好きの方々に文中のような事を求める気持ちは毛頭ございませんのでご理解願います。

ご質問に関しまして、実際にタイでの動物を目にしたわけではないので無責任な回答はできません。
しかし、明らかに不健康な動物を目の前にした場合、動物看護師に抱いて欲しい気持ちは文中に記してありますので読んで頂けますと幸いです。
我々動物看護師が動物や飼い主さんの気持ち(立場)になる事は大切な事ですが、全く同じであってもいけません。
動物や飼い主さんをフォローしてゆく立場ですから、動物や飼い主さんよりもずっと強い気持ちを持って日々の仕事をこなさなければいけないと思っています。

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